文字の予感

さて、もうそろそろ駅名標の話はお腹がいっぱいになってくるころではありますが、最後にどうしても気になるなんば線地下区間の駅名標の謎をご紹介させてください。

なんの変哲もない、なんば線桜川駅と九条駅の駅名標です。ロゴG、新ゴ、Verdana、そして仮名表記など特段これまでと変わりはなく、注目すべき点も前のページでご説明した通りです。しかし、文字の差異を見つけることにいたっては並々ならぬ執念を注いでいる「えきもじの見索」のことですから、桜川駅と九条駅があってドーム前駅の紹介がないことに、なにやら「予感」が見え隠れ。それではドーム前駅の駅名標を見てみましょう。

なぜ、いったいなぜなのでしょう。なんば線延伸開業区間の駅名標は仕様がすべて統一されている「安全地帯」かと思いきや、桜川駅、九条駅をはじめとする多くの駅で日本語表記が正体であるにも関わらず、ドーム前駅だけは平体になっているのです。と、同様に駅番号も正円ではなく楕円に。なぜ、なぜ...。

 

文字は気まぐれ。あなたを惑わせるだけ。

 

あまりに安易な歌詞の引用の多さに、「こんにちはJASRACです」の恐怖と戦いつつ、それでもやめられない懐メロ好きではございますが、なぜ、なぜ、ドーム前駅のみ平体がかかっているのでしょう。もちろん理由は不明です。どなたか分かる方がいらっしゃいましたらご連絡をお待ちしております。それでは最後の最後に高速神戸駅に残る古い駅名標をご紹介して、番線標をはじめとするさまざまな案内標の見索へ移りたいと思います。

「安全地帯 恋の予感」で検索。

阪神電車というよりも正確には神戸高速鉄道の柱巻き駅名標ですが、「こうそくこうべ」の字もさることながら「メトロこうべ」のイタリックな文字も素敵ですね。もし将来的に撤去されることになりましたら筆者までご一報ください。家宝にします。

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文・写真 _ 石川祐基 | 公開日 _ 2016.09.15

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考察内容はもじ急行の見解に基づくものであり、実際と異なる場合がございます。また記載されている情報は特記事項を除き取材当時のものであり、現状と異なる場合がございます。