東京都から神奈川県にかけ、6つの鉄道線と1つの軌道線の計7路線(こどもの国線を除く)を展開する東京急行電鉄。東京で在住でなくとも東横線や田園都市線という名前は、どこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。それもそのはず、沿線には田園調布や自由が丘、二子玉川などといった国内でも有数の高級住宅地を抱え、雑誌やテレビなどで特集が組まれることも多い鉄道。

テレビドラマの舞台としてもたびたび登場し、憧れの路線というブランドを確立した今では、住みたい街ランキング上位の常連として、いつの時代も人気の絶えない路線に。いつか沿線でマンション経営がしたい。そう、夢は見るだけならタダですから。もちろん住宅地だけではなく、世界に誇れる日本のポップカルチャー発信地、渋谷が本拠地。東横百貨店(現・東急百貨店東横店)にはじまり、東急文化会館、東急プラザ、ヒカリエと、「東急の街、渋谷」としての発展を遂げ、思い返せば「2人でサボタージュ」な待ち合わせに「428 52」(渋谷で5時)と打っていたポケベルから、ケータイ、スマホと時代が移ろい行く中で、常にトレンドの先端を行く「街」と「路線」に、もはや現代に生きる東京人のステータス3種の神器は「スタバとMacと東急線」と言っても過言ではないのでしょうか。

違う、そうじゃない。

いずれにせよブランド発信力の高さと、洗練された都会的なイメージは、鉄道会社というより都市開発会社そのもの。

多摩田園都市の開発とともに整備された田園都市線は、首都圏でも有数の混雑率。しかし、それだけ沿線が人気である証とも言えよう。なおラッシュ時の切り札として登場した6ドア車(左)は、ホームドアの設置に伴い廃止される予定。

そんな東急電鉄は、きっとサインシステムだってオシャレなはず。どのようなデザインなのか。どのような書体が使われいるのか。日本を代表する大手私鉄の雄、東急電鉄の駅で見る文字「えきもじ」を、弁が立たず、腕も立たず、田園調布に家が建つことなど地球がひっくり返ってでもできない、田園調布"以外"の東急沿線在住民である筆者が、鉄道と文字の素敵な沼へとご案内いたします。

なお、地球のN極とS極の反転、いわゆるポールシフトは360万年に11回ほど起きうるようです。多いのでしょうか、少ないのでしょうか。

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