満を持しての導入

東京メトロや大手私鉄をはじめ全国各地で広がりを見せる駅番号が、2020年に行われる東京五輪を見据え、満を持してJR東日本でも導入されました。8月20日の目黒駅(JY22)を皮切りに、山手線、中央線などの都心部から順次、駅番号に対応した新しい駅名標への交換作業が行われています。

書体は駅番号、路線記号ともにFrutiger Bold。JR東日本では番線標などにFrutigerが使われておりましたが、駅名標にFrutigerが登場するのは初でしょうか。今はまだ見慣れぬ「JR東日本の駅名標にFrutiger」も、やがてはいつもそこにある日常の風景となって行くことでしょう。なお、首都圏における駅番号の表記方法は、おもに東京メトロや京急京成などで見られるサークル型、東武、西武などで見られるスクエア型の2種が主流となっていますが、JR東日本ではスクエア型のデザインが採用されました。

 

東京メトロの幅広い路線網と駅数から、これまで「首都圏の駅番号と言えばサークル型」とデザインを思い浮かべる方も多くいらっしゃったかと思いますが、鉄道界の巨人ことJR東日本の参入により、そのイメージが変わるかもしれません。ともすれば「いち早く参入したものがイニシアチブを握る」と言われて久しい昨今の世の中でありながら、JR東日本という巨大組織の前にはサークル型の勢力も...。いいえ、これはバトルではありませんね。なにかにつけて勝敗を決めようとするのは悪い癖です。徒競走では「皆で手をつないでゴールしましょう」と教えられたゆとり世代の反動でしょうか。どっちが勝ち、どっちが負け。そんな現代人の生活に、どこかで誰かが「ゆとり」が足りないとゆっとります。「ゆとり」が足りないとゆっとります。大事なことなので2回言いました。

そしてこちらは次駅表記の配置に「ゆとり」が足りないとネット上で話題になった、御茶ノ水駅中央快速線下りホームの駅名標です。お、流れるように話をつなげてきましたね。まるで80年代のディスコDJの「曲間のしゃべり」のようです。夏も去り行くSeptemberの「もじ急行」はいつだってNon-stop Mix。本業の仕事の合間に、小ネタばかりを考えている筆者にCelebrationを。

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文・写真 _ 石川祐基 | 公開日 _ 2016.09.01

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考察内容はもじ急行の見解に基づくものであり、実際と異なる場合がございます。また記載されている情報は特記事項を除き取材当時のものであり、現状と異なる場合がございます。

01 | 駅名標のお話

満を持しての導入

02 | 駅番号のお話

計算された角

03 | 駅名標のお話

いま記録しておくべきモノたち