いま記録しておくべきモノたち

駅番号導入の陰でひっそりと消えて行くサインたち。最後はそんな今だからこそ記録しておくべき駅名標をいくつかご紹介します。駅番号が導入されない地方へ行けばいつでも見れる? いいえ、首都圏で記録することに意味があるのです。

まずは仮名表記がメインの駅名標です。一昔前までは多くの鉄道会社が仮名表記でしたね。仮名から漢字へ。そして2ヶ国語、4ヶ国語表記へ。時代は変わって行くものです。なお、ゴナの「一部差異あり」についてですが、こちらは通常のゴナの造形と比べると、「ぎ」「ぼ」の濁点の位置が異なります。おそらくこれはカッティング作業などによって生まれた違いであるものと思われます。

「ぎ」「ぼ」の濁点の違いなどについてですが、こちらは住友スリーエムが制作したゴナベースのカッティング用書体のようです。ご指摘いただきました東西快速さま(@Tozai_15113F)、ありがとうございました。(2016.09.04追記)

つづいては漢字表記がメインの駅名標ですが、よく見ると自駅表記が黒字ではなくグレー字の新ゴですね。駅名標右側にある「区」の位置も違います。ちなみに筆者は阿佐ケ谷生まれ下町育ち、サブカル野郎はだいたい友達。です。

こちらは阿佐ケ谷駅などで見られるデザインとほぼ同一ですが、自駅表記が黒字になっているほか、それぞれ書体や文字の太さ(ウェイト)も違います。このようにJR東日本は、その広大な路線網、営業エリアからして「えきもじの見索」で取り扱うには、かなりボリューミーになりそうな案件ゆえ、もしかしたら一冊の本にしても足りないのではないでしょうか。とはいえ、いつかはチャレンジしてみたいものです。しかし、チャレンジするとなると仕事を辞めなくてはならないかもしれません。生活費はどうすればいいのでしょう。困ったときのクラウドファンディングという甘い考えが頭をよぎります。

最後に忘れてはいけないのが駅番号導入前最後の駅名標。駅番号だけでなく中国語、韓国語表記もありません。2020年の東京五輪までには、JR東日本をはじめ多くの鉄道会社で4ヶ国語表記となることでしょう。

 

このように、今首都圏の「もじ鉄」のみなさんにとっては新旧の駅名標を記録する絶好のチャンス。ぜひカメラを片手に山手線に、中央線に...、JR東日本の路線に乗ってみるのはいかがでしょう。カバンの中身を仕事道具からカメラへ。きっといつもの電車から眺める景色が違って見えるかもしれませんね。

最後、オシャレにまとまった。うん、オシャレ。

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文・写真 _ 石川祐基 | 公開日 _ 2016.09.01

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