もじ鉄きっぷ、作りませんか?

石川

 

 

 

 

小松

 

三浦

小松さんとはお互い鉄道好きで、同じデザイナーという職業で、年齢も近いということで共通点が多々あると思うのですが、まずは鉄道好きのデザイナーという視点から見た鉄道の文字とデザインについてお話できればなと思います。鉄な三浦部長にもご参加いただいて(笑)。

 

はい、お願いします!

 

お願いします!

石川

 

 

 

小松

 

石川

 

小松

 

 

 

 

 

石川

 

小松

 

石川

 

 

小松

小松さんのプロフィールを拝見させていただいたのですが、鉄道に興味を持ったきっかけが雫石(岩手県)の駅舎で...、と書かれていたのですが、雫石ってどんな駅舎でしたっけ?

 

マンサード屋根の洋風な駅舎なんです。これは私の人生を変えましたね!

 

人生変わりましたか! この駅舎のどのあたりに惚れましたか?

 

ガラス張りの洋風な駅舎というのが衝撃的で、今までの駅、いわゆる民衆駅と呼ばれていた昔の秋田駅や今で言うと大館駅もあると思うんですけど、そういう共通設計の中での駅舎は個性というか地域性のない択一的なデザインがほとんどだったところで、雫石の駅舎は地域性や個性を出しているということに気づき、駅が地域のランドマークとして機能しているなと。

 

デザイン的な興味も駅舎から入ったという感じですか?

 

そうですね、駅舎から入っていって...。

 

趣味的には駅舎から入ってどっち方面へ行きました? やっぱり建築というか、もうずっと駅舎メインで?

 

ですね、もう高校の3年間は駅のことばっかり勉強して...。

石川

 

 

小松

 

 

 

 

石川

 

小松

 

石川

 

小松

 

石川

 

 

 

 

小松

 

 

石川

 

 

 

三浦

まぁその駅舎からデザインというものにも興味が移っていって、ということだと思うんですけど、デザイナーとして駅名標って気になります?

 

気になりますねぇ。私は宮城の常磐線沿線民なんですが、常磐線って途中で支社が分かれるんですね。で、仙台支社はJRの共通の書体を使っているのに県境の新地駅から書体が変わっていたりとか、同じ水戸支社管内の駅でも駅名のひらがなの間隔が違っていたりとか...。

 

それ、統一したいと思いません?

 

思います!

 

思いますよね、やっぱり。

 

なんでこんな中途半端なのかな、っていうのはありますよね。

 

駅ごとに異なるデザインや書体、字間、それこそご当地モノだったり、趣味的にはそういうのがおもしろいということもあるんですけど、やっぱりどうしても職業がデザインなので全部きれいに統一したいというか、直したくなっちゃうんですよ(笑)。そういうのありますよね?

 

分かります。サインはアートではなく誘導するシステムなので、そこにバラつきがあるのはどうかな、っていうのは私も思いますね。

 

ちなみにサインシステムを鉄道事業者側から見たときに「良いサイン」と「ダメなサイン」というか、まぁ言い方は悪いですけど、こういうのは良くて、こういうのはあんまりみたいな、そういうのってありますか?

 

まぁなんでしょう...、どういう書体のサインが良いかという意識は正直ないですね...。ただそのサインを掲げるにしてもお客さまに伝わりやすい文面っていうんですか、どういうふうな記述をしたら伝わりやすいかといったところは事業者として考えるところです。

石川

 

三浦

 

 

 

石川

 

小松

 

三浦

 

 

石川

 

小松

 

石川

 

 

三浦

個人的な思いとして、サインデザインの好みみたいなものは?

 

うーん、好みのデザインですねぇ...。都会にあるようなピクトグラムを多用したデザインというのは視覚として分かりやすいですから、ああいったものが将来的には地方にも波及してくれればなぁと...。

 

ピクトグラムと言えば飯坂温泉駅!

 

ですねぇ!

 

うーん、あれもまぁオリンピックに向けて国際的なものに直して行こうだなんてこともあって...。

 

あれはぜひ残していただいて! むしろあれを広めてほしいぐらいの(笑)。

 

国鉄サインの聖地になりますもんね(笑)。

 

もじ鉄きっぷを作って、文字めぐりというか、いい感じのサインがある駅は自由に乗り降りできるようなそういう乗車券をぜひご検討いただければ(笑)。

 

ディープなファンが来そうな気がしますねぇ(笑)!

ここぞとばかりの直談判ですよ。

石川

 

 

小松

 

 

 

 

石川

 

小松

 

 

 

石川

 

 

小松

小松さん、あくまでもデザイナーとして考えたときに、好みというか良いなと思う駅名標のデザインってありますか?

 

そうですねぇ、江ノ電さんあたりが好きかなぁ。訴えるべき文言、駅名とかを邪魔せずにアクセントとして添える感じでイチョウなど地域のイラストが配置されている感じ...、こう地域をうまく取り込んである駅名標というのは作る側も作り甲斐がありますし見る側も楽しいですからね。

 

イラストありますねぇ。

 

パッと見たときにその街にどういう地域性があるか、名所があるのかということが頭で想像できるので、観光名所をズラッと書くよりも人間の視覚的効果に訴求できるのかなと。だから江ノ電さんの駅名標は結構注目してます。

 

じゃあ自分がデザインするとしたらこうするぞっていうか、たとえば江ノ電のような駅名標にしたいとか、そういうイメージ的なものは?

 

駅名表記が見やすいということを前提に、地域に合う色で各駅を印象付けたり、あとは簡単なイラスト、いい電だったら桜水駅に桜の花をイメージしたイラストを添えたりして駅名をうまく表現してもおもしろいのかなと。

石川

 

 

 

小松

 

 

 

 

石川

 

小松

イラストと言えば小松さんは「描き鉄」としても活動されていますけど、この「描き鉄」のイラストの中にも文字が入っているじゃないですか。このフォント選びってやっぱり大事というか、結構気にしますよね?

 

気にしますねぇ。その作品のシーンに合ったものじゃないと...。たとえば震災復興がテーマなのにポップ書体を使ったらまったく違うイメージになってしまうんで...(笑)。描くシーンによってフォント選びというのは結構考えて、それこそフォント選びだけで30分かかったりとか。

 

文字は大事ですか(笑)?

 

大事ですねぇ(笑)! 特に日本語を使う場合は...。アルファベットだとAからZまでですけど、日本語はひらがな、カタカナ、漢字といっぱいありますから、その3種の文字で構成される世界観というのもあると思うので、その世界観を引き立たせるフォント選びはかなり重要かなと!

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写真 _ ね子・石川祐基 | 公開日 _ 2017.04.22

いい電の、

いい文字。

えきもじの見索

京成電鉄編

えきもじの見索

京急電鉄編

擬もじ化フォント

GINZA_01

えきもじの見索

東急電鉄編

考察内容はもじ急行の見解に基づくものであり、実際と異なる場合がございます。また記載されている情報は特記事項を除き取材当時のものであり、現状と異なる場合がございます。

石川

小松さんとはお互い鉄道好きで、同じデザイナーという職業で、年齢も近いということで共通点が多々あると思うのですが、まずは鉄道好きのデザイナーという視点から見た鉄道の文字とデザインについてお話できればなと思います。鉄な三浦部長にもご参加いただいて(笑)。

 

小松

はい、お願いします!

 

三浦

お願いします!

01 | 文字とデザインのお話

もじ鉄きっぷ、作りませんか?

02 | 趣味のお話

みなさん何鉄ですか?

03 | イラストのお話

描き鉄のこと

石川

小松さんのプロフィールを拝見させていただいたのですが、鉄道に興味を持ったきっかけが雫石(岩手県)の駅舎で...、と書かれていたのですが、雫石ってどんな駅舎でしたっけ?

 

小松

マンサード屋根の洋風な駅舎なんです。これは私の人生を変えましたね!

 

石川

人生変わりましたか! この駅舎のどのあたりに惚れましたか?

 

小松

ガラス張りの洋風な駅舎というのが衝撃的で、今までの駅、いわゆる民衆駅と呼ばれていた昔の秋田駅や今で言うと大館駅もあると思うんですけど、そういう共通設計の中での駅舎は個性というか地域性のない択一的なデザインがほとんどだったところで、雫石の駅舎は地域性や個性を出しているということに気づき、駅が地域のランドマークとして機能しているなと。

 

石川

デザイン的な興味も駅舎から入ったという感じですか?

 

小松

そうですね、駅舎から入っていって...。

 

石川

趣味的には駅舎から入ってどっち方面へ行きました? やっぱり建築というか、もうずっと駅舎メインで?

 

小松

ですね、もう高校の3年間は駅のことばっかり勉強して...。

石川

まぁその駅舎からデザインというものにも興味が移っていって、ということだと思うんですけど、デザイナーとして駅名標って気になります?

 

小松

気になりますねぇ。私は宮城の常磐線沿線民なんですが、常磐線って途中で支社が分かれるんですね。で、仙台支社はJRの共通の書体を使っているのに県境の新地駅から書体が変わっていたりとか、同じ水戸支社管内の駅でも駅名のひらがなの間隔が違っていたりとか...。

 

石川

それ、統一したいと思いません?

 

小松

思います!

 

石川

思いますよね、やっぱり。

 

小松

なんでこんな中途半端なのかな、っていうのはありますよね。

 

石川

駅ごとに異なるデザインや書体、字間、それこそご当地モノだったり、趣味的にはそういうのがおもしろいということもあるんですけど、やっぱりどうしても職業がデザインなので全部きれいに統一したいというか、直したくなっちゃうんですよ(笑)。そういうのありますよね?

 

小松

分かります。サインはアートではなく誘導するシステムなので、そこにバラつきがあるのはどうかな、っていうのは私も思いますね。

 

石川

ちなみにサインシステムを鉄道事業者側から見たときに「良いサイン」と「ダメなサイン」というか、まぁ言い方は悪いですけど、こういうのは良くて、こういうのはあんまりみたいな、そういうのってありますか?

 

三浦

まぁなんでしょう...、どういう書体のサインが良いかという意識は正直ないですね...。ただそのサインを掲げるにしてもお客さまに伝わりやすい文面っていうんですか、どういうふうな記述をしたら伝わりやすいかといったところは事業者として考えるところです。

石川

個人的な思いとして、サインデザインの好みみたいなものは?

 

三浦

うーん、好みのデザインですねぇ...。都会にあるようなピクトグラムを多用したデザインというのは視覚として分かりやすいですから、ああいったものが将来的には地方にも波及してくれればなぁと...。

 

石川

ピクトグラムと言えば飯坂温泉駅!

 

小松

ですねぇ!

 

三浦

うーん、あれもまぁオリンピックに向けて国際的なものに直して行こうだなんてこともあって...。

 

石川

あれはぜひ残していただいて! むしろあれを広めてほしいぐらいの(笑)。

 

小松

国鉄サインの聖地になりますもんね(笑)。

 

石川

もじ鉄きっぷを作って、文字めぐりというか、いい感じのサインがある駅は自由に乗り降りできるようなそういう乗車券をぜひご検討いただければ(笑)。

 

三浦

ディープなファンが来そうな気がしますねぇ(笑)!

石川

小松さん、あくまでもデザイナーとして考えたときに、好みというか良いなと思う駅名標のデザインってありますか?

 

小松

そうですねぇ、江ノ電さんあたりが好きかなぁ。訴えるべき文言、駅名とかを邪魔せずにアクセントとして添える感じでイチョウなど地域のイラストが配置されている感じ...、こう地域をうまく取り込んである駅名標というのは作る側も作り甲斐がありますし見る側も楽しいですからね。

 

石川

イラストありますねぇ。

 

小松

パッと見たときにその街にどういう地域性があるか、名所があるのかということが頭で想像できるので、観光名所をズラッと書くよりも人間の視覚的効果に訴求できるのかなと。だから江ノ電さんの駅名標は結構注目してます。

 

石川

じゃあ自分がデザインするとしたらこうするぞっていうか、たとえば江ノ電のような駅名標にしたいとか、そういうイメージ的なものは?

 

小松

駅名表記が見やすいということを前提に、地域に合う色で各駅を印象付けたり、あとは簡単なイラスト、いい電だったら桜水駅に桜の花をイメージしたイラストを添えたりして駅名をうまく表現してもおもしろいのかなと。

石川

イラストと言えば小松さんは「描き鉄」としても活動されていますけど、この「描き鉄」のイラストの中にも文字が入っているじゃないですか。このフォント選びってやっぱり大事というか、結構気にしますよね?

 

小松

気にしますねぇ。その作品のシーンに合ったものじゃないと...。たとえば震災復興がテーマなのにポップ書体を使ったらまったく違うイメージになってしまうんで...(笑)。描くシーンによってフォント選びというのは結構考えて、それこそフォント選びだけで30分かかったりとか。

 

石川

文字は大事ですか(笑)?

 

小松

大事ですねぇ(笑)! 特に日本語を使う場合は...。アルファベットだとAからZまでですけど、日本語はひらがな、カタカナ、漢字といっぱいありますから、その3種の文字で構成される世界観というのもあると思うので、その世界観を引き立たせるフォント選びはかなり重要かなと!